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ペピーノ台木接ぎ木トマト

ペピーノ台木接ぎ木トマトとは・・・
ペピーノ(Solanum muricatum Aiton)を台木に用い,トマトを穂木として接ぎ木したトマトのことです.
トマト青枯病やトマト萎凋病への抵抗性が,東京農業大学農学部農学科植物病理学研究室の研究により確認されています.
また,ペピーノ台木接ぎ木トマトの第1果房から第3果房の果実糖度が,自根トマトに比べて第1果房では1割程度,第2,3果房では若干高くなる傾向が確認されています.
第1果房から第3果房の果実数や一果実重,第1果房から第10果房における直下葉位および花数にも自根トマトと差がないことが確認されています.
なお,このペピーノ台木接ぎ木トマトは,「ペピーノ台木接ぎ木トマト,ペピーノ台木接ぎ木トマトの作成方法及びトマトの土壌病害防除方法」という名称で特許を取得しています.

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ペピーノは食用だけでなく,トマト生産において悩まされる土壌病害に対する台木品種としての可能性も秘めています.

接ぎ木とは・・・
土壌伝染性病害の回避,低温伸長性や吸肥力を高める,草勢の強化や収量および果実品質の向上などを目的に行われる園芸技術です.

台木とは・・・
接ぎ木において根部となる部分であり,土壌病害抵抗性の強い植物や品種が使われます.

穂木とは・・・
接ぎ木において台木の上部に接続される部分であり,栽培したい植物や品種が使われます.

トマト青枯病とは・・・
トマトをはじめとするナス科作物に発生する代表的な細菌性病害です.初め先端部の茎葉が萎凋し,やがて株全体が青いまま急速に萎凋して枯死します.土壌伝染性の病害です.

トマト萎凋病とは・・・
糸状菌(カビ)が原因でおこるトマトの代表的な土壌病害です.下葉から萎凋黄化し,やがて全葉が萎凋して枯死します.土壌伝染性の病害です.

自根トマトとは・・・
接ぎ木を行わず,栽培したトマトのことです.

参考文献
・農学基礎シリーズ 野菜園芸学の基礎,篠原温編著,2021,農文協
・水村光希,髙畑 健,篠原弘亮,峯 洋子(2017)ペピーノ台への接ぎ木がトマトの果実糖度に及ぼす影響.園学研.16(別2):259.
・山﨑淳紀,髙畑 健,キム オッキョン,根岸寛光,有江 力,森田泰彰,篠原弘亮(2020)ペピーノ(Solanum muricatum Aiton)を台木に用いたトマトの青枯病およびトマト萎凋病の発病抑制効果.東京農大農学集報,65(3),76-82.
・植物病理学 第2版,大木 理著,2019,東京化学同人

植えつけ

10月下旬に30㎝ポットに定植しました.

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