ペピーノプロジェクト
黄色と紫色の縞模様が特長のペピーノ.
ここでは,そのペピーノの栽培研究を行っている東京農業大学厚木キャンパス(農大)の栽培の様子をご紹介します.
現在,東京農業大学厚木キャンパス(農大)の温室で栽培しているペピーノは,10月下旬に定植しました.
苗は上の写真のように本葉が10枚以上の大苗を定植しています.
定植を行った後は,誘引するための紐を設置します.ペピーノの果実は1個当たり200gほどの重さになります.植物体が折れないようにするためにも誘引は欠かせません.
ペピーノは1花房に10~20個ほどの蕾がつきます.農大では,蕾の形や大きさが良いものから順に5~6つ残し,それ以外の蕾をハサミで切り取る作業(摘蕾)を行っています.
摘蕾の他に摘果という作業も行っています.左の写真のように5~6個の果実が着果している時に,形の良いものから順に2~3個ほど残し,それ以外はハサミで切り取ります.
定植から5か月後の様子です.下の段は黄色く色づき始め,収穫も始まっています.右の写真は養液栽培の様子です.
定植から6か月後の様子です.黄色い果実が日に日に増え,収穫最盛期となっています.
4月25日に露地圃場にペピーノを50株ほど定植しました.
5月5日にハウス内にペピーノを60株定植しました.
定植から約40日後の様子です.
定植後,誘引用の支柱をさしました.現在は,腋芽かきと誘引の作業を行っています.
また,定植時に花が咲いていた株は,現在はテニスボールくらいのサイズになっています.早い果実では,紫色の縞が見え始めています.
露地圃場に植えたペピーノの現在の様子です.
定植から70日が経ちましたが,あまり生育が良くないです.
水はけが悪いことが原因の一つと考えられます.
次の栽培では,堆肥などの土壌改良資材を投入して,土壌改善をして行きます.
ハウス内に植えたペピーノの現在の様子です.
定植からは60日経ちました.
定植時に既に果実の着果が見られた株に関しては,右の写真のように黄色い果実に紫色の縞がきれいに入っており,もうじき収穫できます.
このハウスは十分な耕耘と堆肥の投入を行っているため水はけも適度に良く,植物体も元気に育っています.